童謡「七つの子」をアカペラ5声アレンジしました。
「七つの子」 作詞:野口雨情 作曲:本居長世 アカペラアレンジ:花れん
童謡「七つの子」をアカペラアレンジしてみました。
なぜ今この曲をこのアレンジにしたのかも動画の下に書き記しましたので、是非ご覧ください。
童謡歌手雨宮知子さんがよく話してくれていたこの曲の解釈を思ってこのアレンジをしました。
この時期、コロナウィルスで自粛中の自宅から夕焼け空を見ると、ふと口ずさんでしまってます。(2020.4.23現在)
夕焼けというのは、人を恋しく思う気持ちを倍増させますね。
雨宮知子さんが「七つの子」を歌う時にいつも話してくれていたのは、この曲にまつわる説のひとつでした。
それまでの私はこの曲に対して、志村けんさんの替え歌 「からす なぜなくの からすの勝手でしょ」 と歌うくらいの認識しか持ってなかったんです(汗)。
雨宮さんが話してくれる話はこうです。
「からすは、一度に七羽産まないし、七年生きないのだそうです。
では何の「七」なのか。
一説によると、朝鮮半島から強制労働で連れてこられた方たちが炭鉱で働いて、仕事を終えて出てくると、ススで真っ黒になっている。
その姿をカラスと呼んでいたのだそうです。
彼らが国に残してきた子供がきっと7歳くらいの子なのではないかと。その我が子を思ってカラスはなくのだと。
作詞の野口雨情の書く詞は、 「赤い靴」「シャボン玉」「十五夜お月さん」などなど、たくさんの楽曲を残されている童謡界の三大詩人と謳われた方ですが、その詞にはミステリーが多いと言われています。
雨宮さんが歌う前に話してくれるこの「一説によると」という話も、野口雨情さんが直接話したわけではないものですが、 私は、この説を聞いてから、彼女が歌う「七つの子」をじっくり聞くのが大好きでした。
今の自粛生活の中で、 夕方になると、変わらず赤くなる空を見て、 会いたい人を思う気持ちが募って、「心だけでも飛んでいけー」と思ったり、 「もしコロナにかかって死んでしまったら、死に目にも会えないし、会わせてももらえないのか」 とそんなことを思ったり。
距離を超えて誰かを思う状況は、今の私たちに当てはまる気がします。
なぜか雨宮知子さんが歌う「七つの子」がふっと頭をよぎっていました。
今回のアレンジは、そんな思いを詰め込んでみました。
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